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安楽寺（あんらくじ）は、愛知県蒲郡市清田町（せいだちょう）にある浄土宗西山深草派の寺院。山号は楠林山。院号は和合院。本尊は阿弥陀如来。三河十二本寺のひとつで、また長存寺、長泉寺、天桂院とともに西郡の四大寺のひとつでもある。 == 歴史 == 応永15年（1408年）昭邦上人が堂宇を建立し、本宿の法蔵寺から龍芸上人を招いて創建された。この近辺には以前、平安時代に寂照が創設した天台宗の勧学院があったが、同院の衰退を受け、その塔頭・和合院の本尊の阿弥陀如来を譲り受け、本尊としている。 16世紀に西ノ郡領主となった、徳川家康の生母於大の方の後添えの夫である久松俊勝の菩提寺であり、平成27年（2015年）の火災で失われるまでは、於大の方の位牌も安置されていた〔「家康生母の位牌が行方不明に 徳川家ゆかりの寺火災」 朝日新聞2015年10月26日〕〔「三河の歴史と文化財の寺、安楽寺にようこそ！」 浄土宗西山深草派 楠林山和合院 安楽寺〕。天正15年（1587年）に久松俊勝が死去したのち、住職から伝通院号を受けた於大の方が、2年間当寺に居住した。寛永7年（1630年）、久松俊勝の次男で徳川家康の弟にもあたる松平康元が、本堂を改築した〔「由緒・沿革」 浄土宗西山深草派 楠林山和合院 安楽寺〕。 平成27年（2015年）10月25日、寺関係者による焚き火の飛び火が原因で本堂、住居、位牌堂、寝釈迦堂及び鐘楼などが全焼した〔蒲郡の寺で本堂全焼 空気乾燥 NHKニュース 2015年10月25日〕〔「家康ゆかりの寺全焼 警察などが実況見分（愛知県）」 10/26 12:28 中京テレビ〕ほか、蒲郡市文化財「伊奈忠次寄進状」などの古文書4点が行方不明となったが、大黒天立像は関係者により救出された〔「家康ゆかりの寺、本堂など全焼 蒲郡の安楽寺」 中日新聞2015年10月25日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「安楽寺 (蒲郡市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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